こんばんは、ともしんです。
先日、アメトークで特集され、
今、大人気のキングダムという漫画をご存知ですか?
中国の春秋戦国時代を舞台に、
大将軍を目指す少年・信と、
後の始皇帝となる秦王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描いた作品で、
非常に面白くて、僕も、全巻読んでいて、
早く続きが読みたい漫画です。
そんなキングダムですが、
実は、連載当初は、人気が出ず、
打切りの候補にまで上がっていたそうです。
それで悩んだ、作者の原泰久さんは、
師匠である井上雄彦さんに相談しにいったそうです。
井上雄彦さんはスラムダンク、バガボンドなど作品を
書いた漫画界の大御所です。
その井上雄彦さんが、悩んでいる原さんにアドバイスした事は、
「主人公の信の、瞳の大きさを、もう少し大きくしたほうがいい」
というものだったんです。
そのアドバイスを次の週から実行したところ、
その週からそれ以降、キングダムはずっと人気作品となり、
今でも人気トップに君臨しているのだそうです。
これは心理学的に見ても、
その効果が実証されているそうで、
立正大学心理学部教授の齊藤勇氏によると、
実験で、同一の女性の写真2枚のうち
1枚だけ瞳を大きく加工して男性数名に選ばせた際、
ほとんどが加工した方を選んだそうです。
しかも、選んだ理由については皆自覚がなかった事から、
人間は本能的に大きい瞳を好むことがわかったそうです。
つまり、大きい瞳の人は、
相手に魅力的に映り、結果人気が出るのですね。
もちろん、どんな漫画でも瞳を大きくすれば、
人気が出るわけではなく、
キングダムのストーリーが面白い事が前提にあった上で、
その瞳の要素が加わり、一気に人気になったのは言うまでもありませんが、
それでも、たった、それだけの事で、
現実が大きく変わるのはすごい事ですよね。
また、これは野球の話ですが、
藤川球児という元阪神の絶対的な抑えのエースの
ピッチャーがいたのですが、
現在は、ピークを過ぎてしまっていますが、
数年前まで、本当にすごいストレートを投げていました。
物理的にはムリな事なのですが、
映像でみると、本当にボールが浮き上がっていくような
錯覚にみまわれるような素晴らしい球を投げていたんですね。
清原とかカブレラとか、当時のホームランバッターを
そのストレートだけで、三振させ、非常に人気のあったピッチャーでした。
そんな藤川ですが、実は
阪神に入団してから最初も数年間は全く芽が出ず、
引退を考えるまでの危機的な状況だったのです。
その頃は、藤川はストレートは
先ほどお話したような浮き上がるようなストレートではなく、
ごく普通のピッチャーのそれでした。
しかし、そんな時、阪神のピッチングコーチである
山口高志さんに、たった一言アドバイスをもらった事で、
藤川のストレートは劇的に変わったのです。
山口高志さんは現役当時
非常に球が速い事で有名なピッチャーでした。
その山口コーチがアドバイスした一言とはコレです。
「藤川、右足下がりすぎちゃうか?」
藤川はピッチングの時、
マウンドの土がついてしまうほど、
右足を低くしながらボールを投げていたんです。
そのせいで、
ボールの出所が低くなっていたのですが、
右足を少し上げる事を意識し投げる事で、
ボールの出所が上がり、また、体全体の力がボールの乗りやすくなり、
スピード、そして威力が劇的に上がったのだそうです。
そこから阪神の絶対的な抑えのエースになったんですね。
先ほどのキングダムの話、そして阪神の藤川の話、
どちらも、たった少しの事を修正する事により、
今までなにをしてもダメだった現実が一気に大きく変わったんですね。
ただ一番重要なのは、やはり、原さん、そして藤川投手が
素直にアドバイスを聞き入れる事ができる人だったという事だと思います。
やはり、成果のでない人というのは、
頑固だったり、今までやってきたペース、こだわり、習慣などが
崩れる事を恐れ、アドバイスされてもそのとおりにできない人が多いです。
たしかに、今までやってきた事にこだわったり、
修正する事で今までやってきたことがムダになってしまうのではないかと
考えてしまう事は非常にわかります。
でも、今成果がでていないのなら、
素直にアドバイスを聞き入れ、変化を恐れず修正してみる
という事は非常に意味のある事です。
仮に、そのアドバイスが結果、上手くいかなくても、
何が原因でダメだったのか?という検証できるデータは残るので、
その次の一手に活かすことができます。
そうやってトライしていく事を繰り返していけば、
1人でアドバイスどおりにせず、同じ事を作業する事に比べれば、
絶対に成果を得るまでのスピードは速いです。
もちろん、
誰にアドバイスを求めるのかも重要な事ですね。
自分が実践してる分野で成果の出ていない人に
質問しても見当違いのアドバイスをされる可能性もありますから。
最後に、僕がツイッターでつぶやいた事を
紹介しておきます。
成功者の声を聞こう。
失敗している人の声は反面教師として意味があるというが、
成功者は、失敗している人以上に、挑戦している回数が多いのだ。
だから、失敗者より失敗についてよく知っている。
そして成功についても知っている。
そして、成功に繋がる為の、
失敗への正しい接し方も知っているのだから。
だから、成功者の声を聞く事が大事なのだ。
というものです。
成功者からのアドバイスを、
自分のやり方にこだわらず、素直に聞き入れる。
これができるかどうかで
成功への道は圧倒的に変わってきます。
是非、意識してみてください。
では今日はこれで失礼します。